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キリンファミリーチャレンジカップ「勝ち負けよりも楽しい良い思い出を」 参加ご家族に密着。 #サッカーがつなぐもの

日本サッカーの発展を担ってきたJFAと、1978年から日本代表を応援し続けるキリンが共同で、サッカーの持つ力を紹介するnote連載「#サッカーがつなぐもの」。
今回は「家族がチームになる日」をコンセプトに、5月に大阪・Jグリーン堺でおこなわれたウォーキングフットボールのイベント「キリンファミリーチャレンジカップ」の参加ご家族に密着しました。
ウォーキングフットボールに家族一丸で取り組むご家族の姿を通して、年齢や性別、サッカー経験を問わず、どんな人でもサッカーを楽しめることを知って貰いたい。興味を持ったら気軽に参加してもらうきっかけになれば…と思いをこめてお伝えします。

キリンファミリーチャレンジカップの詳細はこちら

こんなご家族にお話を伺いました

取材させて頂いたのは、大阪に住む難波さんご一家。ともに僧侶を務めるお父さんの見真さんとお母さんの優華さんに、小学三年生のお兄ちゃん賢悟くん、小学1年生の花織ちゃん、そして末っ子で4歳の興輝くんの3兄弟の5人家族です。さらに見真さんのお兄さんの大悟さんと奥様千里さんもチームに加わり、全7名での参戦となりました。チーム名は「だいごーず」。ご本人には当日まで秘密で決めていたようです。

左から 千里さん、大悟さん、見真さん、優華さん、前列は興輝くん、花織ちゃん、賢悟くん ※写真はご家族提供

「キリンファミリーチャレンジカップ」の参加を決めたきっかけは、難波さんご一家と大悟さん夫婦で良い思い出を作るため。昨年末、仕事の都合で偶然にも難波さん一家の近くに越してきたという大悟さんご夫婦は、難波さんの3兄弟をとても可愛がり兄妹の学校行事が被ったときには代理で参加することもあるそう。そんな中、この秋に大悟さんの海外転勤が決まり、なかなか会えなくなってしまうため偶然見つけたこのイベントに一緒に参加することにしました。
 
サッカーとの関わりを聞くと、長男賢悟くんは地元のサッカーチームで週2回の練習をとても楽しみにしているそう。見真さんと大悟さんはサッカー経験はないものの、サッカー王国・静岡清水の出身で、昔からサッカーが身近にありました。日本代表戦やJリーグもよく観戦されるそうです。花織ちゃんと興輝くんは近隣で開催された「ユニクロサッカーキッズ」(未就学児対象のサッカーイベント)に参加するなど、兄弟が揃って体を動かすことが好きなアクティブ一家。優華さんと千里さんはサッカー未経験ですが、老若男女がサッカー経験に関係なく一緒にプレーできるのがウォーキングフットボールの素敵なところです。

イベントに向けての準備は万端!

本番に向けては3兄弟一緒に公園でボール回しの練習をしたり、賢悟くんから末っ子興輝くんに必殺ヒールキックが伝授されるなど、着々と準備を重ねた模様です。また、開会式で準備体操として実施される「クラッキ!ダンス」にも取り組んでくれました。

クラッキ!ダンスの練習中。気になる方はこちらから

さらに運営スタッフから各参加チームの皆さまにはあるお願いをしていました。それは「チームでゴールパフォーマンスを考えてきてください」ということ。
実際に各試合のピッチでは思い思いのゴールパフォーマンスが見られます。イベント当日、ゴールを決めた「だいごーず」のパフォーマンスがたくさん見られることを祈ります!

近所の公園で練習に取り組む3兄弟と優華さん

いよいよ迎えたイベント当日

会場に向かう車中で記念撮影。和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる良い笑顔です

当日は3兄弟のウエアのカラーを青で揃えた「だいごーず」。イベント前には賢悟くんから「ちゃんとパスワークして、4試合全部に勝てたらいいなと思います!」と力強い意気込みも。見真さんは「勝ち負けよりも、初めてやるウォーキングフットボールでみんなで楽しい、良い思い出にしたい」と話します。

会場に到着後は受付をしてドリンクを受け取ったりと、準備を進めます。
直前までボールを使った最終調整に余念のない3兄弟!

この日のイベントは午前と午後の部の2部制で行われました。「だいごーず」が出場する午後の部の出場チームは28チームで、試合はグループステージで3試合、その結果を受けてチャレンジステージ1試合が行われます。午後は雨の予想もあり雲行きが怪しい中でのスタートとなりましたが参加者のみなさんは元気いっぱいです。
中の人たちもなんとか天気がもつことを祈りながら、開会式、そしてゲームを見守ります。

だいごーず、大健闘!

試合では賢悟くんが花織ちゃんやお父さんにも指示を出し、攻撃に守備にと常にボール近くでプレーします。途中、気合いが溢れてつい走ってしまう場面もありましたが(笑)、チームの司令塔として大活躍。また、初ゴールは大悟さんが決めるなどそれぞれが役割を果たし、グループステージの3試合は初戦0-3、2試合目を1-2、そして3試合目は1-1と引き分けて終了します。

チャレンジステージとなる最終試合前は残念ながら雨がパラつき時間を短縮してのゲームとなりましたが、1試合ごとに調子をあげた「だいごーず」は、相手の攻撃にはチーム全員で並ぶ鉄壁の守備で対応し、攻撃では賢悟くんのゴールで1-0で勝利!この日のすべての試合を終えました。

ゴールパフォーマンスも披露できました

イベント後、チームを引っ張った賢悟くんは「1点決めて嬉しかったけど、ちょっと走っちゃったりもしちゃって…。悔しいところもあったけど、楽しかったです!」と笑顔で話してくれました。末っ子の興輝くんは、見真さん曰く「途中でぐずってしまうかなと思いましたが、全試合フル出場したので相当楽しかったみたいです」と話すとおり、試合後にはお腹がすいて泣いてしまうくらい、夢中になってくれたようです。花織ちゃんも「楽しかった!難しかったけど、またやりたい!」と明るく話してくれました。

(←)キックオフ直前、準備万端の賢悟くんと興輝くん。
(→)エンドとキックオフを決めるじゃんけんは花織ちゃんが担当

大悟さんは「走っちゃいけない、ボールを浮かしちゃいけないなど、慣れるまでは難しい部分もありますね。でも慣れると子どもたちと和気あいあい、一緒にやるには良いシステムだなと思いました。良い思い出のひとつになりました」と話してくれました。千里さんは「サッカーは見るのもやるのもこれまで興味がありませんでした。今日も子どもたちと遊ぶのは楽しみだけど、サッカーできるかなと当初は不安でしたが、私自身もすごく楽しめたので良かったです」とコメント。
そして優華さんは「長女(花織ちゃん)が、ハンドをして驚いて泣いてしまったりもしたけど、これまで感じなかった“悔しい”という感情が芽生えているのが見られて、なんだか成長を感じました」と、イベントを通してお子さんの新たな一面も見られたようです。

見真さんは「はじめてウォーキングフットボールをやりましたが、もっとやりたいなと思うくらい楽しかったです。これであればこの子たちのおばあちゃんたちとも一緒にできるかなと思いました。地元の交流会などで自分たちでも企画してできそうです。」と話し、ご家族は帰路につきました。
 
この日のイベントでは「だいごーず」のみなさんはもちろんのこと、ピッチのあちこちから参加家族の笑い声や明るい笑顔が見られました。
今後の予定はJFA公式ウェブページでもご案内しますので、興味を持った方はぜひ参加してみてくださいね。ウォーキングフットボールのルールこちらから確認もできます。


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