【はましゃか的サッカーチャレンジ】第1回 JFA広報部を訪ねてみた。
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【はましゃか的サッカーチャレンジ】第1回 JFA広報部を訪ねてみた。

イラスト、デザイン、モデル、ライティングなど多分野で活躍するマルチクリエイターのはましゃかさん。ユニークな視点で描かれるコラムが人気を集めている彼女には、実は大学時代はサッカー部に所属していたという過去が。︎

この企画【はましゃか的サッカーチャレンジ】では、はましゃかさんにJFAの「臨時広報部員」としてサッカーの魅力を探っていただきます。サッカーの世界に足を踏み入れていく過程を綴っていただく本エッセイ企画。第1回目は、JFAの活動拠点の一つ「高円宮記念JFA夢フィールド」を尋ねました。 

JFA広報部の“中の人”から、施設の案内やサッカーの楽しみ方を伺った今回。はましゃかさんはどんな発見があったのでしょうか?


「はましゃかさん、サッカー部だったんですか?」


それまで完全にナメていたサッカー部の追いコンで、当時めっちゃかっこよく見えてた4年の先輩に「このままじゃサッカー部は終わりだ。これじゃ人数も足りないし、モチベーションもない。どうか存続させてほしい」と言われたのが全ての始まりだった。大学1年生の時だ。

これって弱小部活を蘇らせる漫画の第1話…!?と張り切って2年生になった私は、サークル紹介の舞台に立った。何をしたかひとつも覚えてないけど、そのおかげでさらにルールさえ知らない可愛い後輩たちが入部し、賑やかで本質がない気さくな大学生の集まりが出来上がってしまった。それが私が育ったぬるま湯のひとつである。

Twitterとは恐ろしいもので、その時の勧誘ツイートが検索で出てきたのだろう。まさか天下のJFA、つまり日本サッカー協会から文章を書かないかとお誘いがあった。

さすがにギクリとした。あの、多分皆さんが思ってるようなサッカー部じゃないんです。私がいたサッカー部っていうのは……そんなこと絶対に言えないままひとつ返事で千葉は海浜幕張まで取材に来てしまった。臨時広報部員として潜入取材させてもらえるらしいのだ。

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日本代表の秘密基地、潜入開始

先輩、今見たら全然かっこよく見えないけど、あの時はありがとう。ついに私、あの日の勧誘の成果が出たよ。

日本代表のトレーニング拠点であり、指導者や審判養成などを行う拠点である『JFA夢フィールド』は、海浜幕張駅から歩いて10分ほどの所にある。去年完成したばかりのピカピカの施設で、ここで様々な試合に向けて日本のトップレベルの関係者たちが準備を重ねていく、サッカーファンには聖地のような場所だ。


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(日本代表選手のロッカールーム。ロッカー上には過去大会の写真が飾られている。)


だけど…ルールもポジションも知らないまま、名ばかりサッカー部でのさばっていた私がここにいていいのか?とキョロキョロ周りを見渡す私の目に入ってきた5つの文字列があった。

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「誇り、覚悟、団結、礼節、責任」。

飾らない感想を述べるとすれば、自分とは全く話の合わない人から出てくる言葉だった。
対義語を調べると、「恥、躊躇、滅裂、失礼、自由」。私の知ってるサッカー部はこっちだった。

それでも、ピッチを見ていると「もし自分が試合に立ったら遠くに立っている仲間を視認できるかな?目が悪すぎて背番号も無理だな」とか、「広すぎる、これは走れない、ゴールキーパーがいいな」という気持ちになってきて自分ってまだサッカーやる側として物事考えてるんだと参加意識に驚く。


夢フィールドを案内してくれた広報部の中の人は真っ白な砂のピッチも見せてくれた。白い砂はビーチサッカー用のピッチだ。彼女は競技について詳しくないままビーチサッカーの広報担当になったらしいが、先輩社員からのとあるアドバイスで試合を見る力を身につけ、気づけば私生活でも深夜まで試合を見るほどハマったらしいのだ。

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(ビーチサッカーのピッチ。砂のピッチのためオーバーヘッドシュートなど漫画のような技が見れることもあるのだとか。)


「私もそうだったんですよ。正直全然知らないまま入って。でも先輩に言われたんです。高いところから見てみなって」。変なことを言って人生を変えてくる先輩はどこにでもいるものだ。私も高台から見れば、文字通り視点が変われば、見えてくるものが変わるだろうか。


女子サッカーから観始めるという作戦


何も知らないままサッカー界の扉を叩いたところまでは私も中の人も同じなのに、一体どこで道を間違えたのか。なんで私はサッカーを見る人間として育たなかったのか。


こうして芝生を眺めていると、あとは試合を見ることと実際にプレーすることだけのような気もしてくる。サッカーをして楽しかった経験があれば、見るようになるんじゃないか?
そういえば、小学生の時にサッカーやってみたけど男子に勝てなくて挫折したところから一度も立ち直れていない。女子サッカー選手ってその悔しさどうしてたんですかね?

そんなことを考えていると、もしかしたら女子サッカーなら自分ごととして見れるかもしれないとふと思い、中の人たちに女子サッカーのことを聞いてみた。すると、今年から日本初の女子のプロリーグである「WEリーグ」が始まったこと、再来年の女子ワールドカップに向けてチームがもう組まれ始めていることを教えてもらった。

「そしたら今度、なでしこジャパンがここで練習試合をするんですけど、観てみます?私に試合の見方を教えてくれた先輩も連れてきますよ!」

そ、そんなことまで、いいの…!?

この連載ははましゃかがJFAの臨時広報部員としてJFAの内部に潜入した記事をお届けします。次回、まさかの初取材観戦がなでしこジャパンという棚ぼた取材、ぜひお楽しみに。

私のサッカー観戦チャレンジは続く。

はましゃかさんプロフィール 2021-11-01 07.43.51

Twitter:@shakachang
Instagram:shakachang
note:https://note.mu/shakachang

写真(サムネイル、1枚目、3枚目):kai takaha



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